INTRODUCTION
だけど、そんな時間も、いつか終わる
仲間と迎えた苦い夜明けはまだ間に合うと、背中を押した
確かな筆致で日常の断片を切り取る松本哲也と、表現者としてさらなる進化を続ける川島如恵留、そして個性豊かな俳優陣。
彼らが織りなす、特別な誰かの物語ではなく、私たち自身の物語『惰性クラブ』
「なんとなく続いている関係」と「理由はないけれど集まってしまう場所」。
夢を語るでもなく、かといって諦めきることもできない若者たちの“惰性”の時間。
その静かな日常に差し込む小さな揺らぎが、観る者の胸をじわりと締めつけるような、濃密な会話劇が展開される。
STORY
何もしないために来る場所…その名も『惰性クラブ』。
とある田舎の倉庫には、高校時代から自然と集まってくる仲間がいる。サッカーで一度、挫折した直哉。倉庫の持ち主である順平。転校してきた梨奈。留年して直哉らと同級生になった和希。卒業後も変わらず、何をしたいわけでもなく、集い過ごす日々だったが、そこに湧いてきた不審な男の噂。さらに、東京で就職した仲間・雄太が彼女を連れてやってきて。ふとした日常の変化が直哉たちの心に小さな風を吹かせていく…。